2014/09/30

電気がねぇ~

電気があるという事へ感謝



ハァ~ 信号ねぇ、ある訳ねぇ、おらの村には電気がねぇ~。


改めて考えてみると、生まれてからこれまで灯りの無い日はなかったかもしれない。当たり前のように電気があって、蛍光灯があって、冷蔵庫もあってお湯が出る。

今回は数日間電気が無い生活をした振り返り。


ある日


部屋で仕事をしていたら突然PCの電源がプツンと落ちました。
インターネットも止まったので、


「あぁこれはいつもの停電だな」


と思い、仕方ないのでのんびりと待つ事にしました。


ところがかれこれ1時間ほどたっても復旧しないので、部屋も暑いのでひとまず外に出る事にしました。
どうやらエレベーターも止まっています。バックアップ電源あるって聞いてたんだけどなぁ。。
てくてくと9階から階段で1階へ。


しかし外はいつものとおり、
どうやら停電しているのはうちの建物だけみたいです。

ガードマンのおじさんに聞いてみました。


「電気は?」

「2時くらいだよ」


どうやら工事か何かで計画的に停電しているようです。
事前に何の知らせもなかったけど。。


2時までどうしようもないのでMa Langの家に行きました。


優しい彼はお昼ごはんをごちそうしてくれるそうです。


台所も無いのに手際よく料理を進めていきます。
ちなみにこの家、家賃は月に60万ドン(3000円)だそうです。扉をあけたら部屋、以上。


色々観察しているとあっという間にできあがりました。
小エビの煮物?と瓜系のスープです。

これがおいしかった。
お主意外とやりおるのう。ごちそうさまでした!


階段で9階へ。
結構大変です。

ご飯をたべて家に帰ってもまだ電気がつきません。。
まぁこちらでは時間の概念がゆるいのでいずれ戻るだろうと思いつつ、また出かけました。


階段で1階へ。。


さて、夕方になって帰ってきてもまだ電気はつきません。
しかしエレベーターは動いています。


はて、これは一体どういう事だろう??


工事をしていたという事はおそらく何かの設置であろう。
う~ん、メーターが怪しい。。そんな気がする。


配電盤を開けてみました。
メーターボックスを発見!


ん?



おいおい、うちのメーター無いじゃん。。
これが電気がつかない原因です。


オーナーに連絡したところ、、

「ベリーソーリー、火曜日までノーエレクトリックだよ。ユーは近くのホテルに泊まっちゃいなよ。」


やれやれ、、

今から荷物詰めるのも面倒だし、仕事もしなきゃならないのでひとまずカフェ難民になる事にしました。



Morry's coffee


モリーズコーヒーはダナンに数店舗あるタリーズコーヒーによく似た名前のコーヒー屋さんです。
メニューはベトナム価格で空調もばっちりな長居をしても嫌な顔一つしない超良心的でフレンドリーなお店なので、おすすめです。

フライドライスをかき込みながら仕事をします。
この後閉店までねばって、家に帰りました。


もちろん家は真っ暗。外のほうが明るいくらいです。
何もする事がありません。

けど、よくよく考えてみれば仕事さえなければ特に何の問題も無い事に気が付きました。

冷蔵庫には元々何も入ってませんし、お風呂はいつも水シャワーですし、外が明るいので物が見えないという事も無いですし、むしろ意外と居心地がいいかも。


とまぁそんな発想の転換で、3日間電気のない生活を実践しました。
結果的に早く寝て早く起きるようになりました。明るい時間に活動する必要に迫られたためです。


人間は本来的にそういうサイクルの中で生きてきたのであろうとか、これまでに未だかつて電気のない日を過ごした事が無いという日本国の強靭なインフラに対する驚きと、小さな灯りで過ごす安らぎとが入り混じった数日間でした。


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2014/09/25

ダナンにおかんがやってきた!

息子はここで生きていますよ



日本から母が単身でやってきました。

というのも例のベトナム航空のキャンペーンで成田ダナン間が往復3万円だったので、数カ月前にチケットを確保しておいたのです。

結果的には私は日本に一時帰国する事になりましたので、つい先週まで日本で一緒に暮らしておりましたから特に久しぶりというわけでもないのですが、まぁせっかくなのでダナンはどういうところなのか見ておいてもらおうと思いまして、観光も兼ねて予定通りダナンへおこしいただいたというわけです。

母にとってはこれが初めての海外旅行という事で、
さてさてどんな旅になるのやら。


初日

18:50着のフライトだったので、18:30頃に空港へ向かいました。
飛行機は定刻通りの到着で、19時過ぎ頃に母は出口に姿を現しました。

まずは初日の滞在先となるムオンタンホテルへタクシーで向かいます。
このホテルはダナンの友人であるMa Langがレコメンドしてくれたホテルです。

ムオンタンホテルはクラシックな雰囲気の重厚感のあるホテルでした。部屋はとんでもなく広いです。周囲に遮るものがないのでダナンの風景を一望する事ができます。立地はまぁ微妙なところにありますが、宿泊先としては申し分のないクオリティーです。


その後、ちょうどこの日にまたよしさんというアジア近郊でノマド生活をしている方と会うことになっていたので、一緒に食事へ行くことにしました。


ここはダナン名物の海鮮料理です。海沿いにはこういうお店がたくさんならんでいます。
今回はHAU SUA QUANというお店に行きました。


手前は貝です。
これは定番中の定番。香草入りの塩味スープです。


長細くて赤っぽい謎の魚、CA CHIA VOI らしいです。こんなの見たことありません。バーベキューで唐辛子塩をつけて葉っぱにくるんでたべます。白身であっさりおいしい。


活き伊勢海老です、身がプリプリしていて食感もよく、甘みのあるソースが絶妙にマッチしています。


食事をしながら色んな事を話しました。日本のこと、アジアのこと、経済のこと、社会のこと、ビジネスのネタ、結婚について、などなど。

この後、ホテルへ送リ届けて私は家に帰ってお仕事です。

翌日

2日目は新居を見てもらう事にしました。


私とニエンは着々と仕事をし、母は部屋の掃除などしてくれていました。


Ma Langと一緒にTempleへランチにでかけました。
ミーケービーチのはじっこにあるビーチリゾート的なカフェです。


こんな素敵な盛り付けのコムは見たことがありません。。

母の今回の渡航の目的の中に、アオザイをつくるというミッションがありまして、とりあえずダナンでは有名だという仕立て屋さんに行ってみました。


こちらのお店VAN HAは街のほぼ中心にあります。


店内を物色しましたが、残念ながらここには母の心を惹くような生地がなかったようです。
ここはあきらめて潔く帰ります。

夕食は昔から行きつけのDan Daでわいわいみんなで鳥鍋です。


3日目

この日は午後からホイアンへ行くことにしました。
私もダナンに半年いますがこれまでホイアンに行ったことはありませんでした。

ダナンからタクシーに乗っておよそ30分。


ホイアンでまずはカフェスダ、
母曰くチョコレートみたいな味がすると申しておりました。


例のごとく色んな行商人がやってきて、果物をいくつか購入すると母はこれがとても気に入ったようです。たしかにライチもマンゴーもとてもおいしかった。


そしてホイアンの仕立て屋さんへ。
ここのお店はとても繁盛しており、外国人がひっきりなしに訪れます。何かのガイドブックにでも載っているんでしょうか。


気に入った生地がみつかったようで、何やら打ち合わせをしています。

翌日の午前には仕上がるという超スピード仕上げ、はたしてどんなものができあがるのか、ちょっと不安が残ります。。


おみやげを買うために旧市街をふらふらと散策しました。
川沿いには素敵なお店が数多く並んでいます。


何やらカラフルなお皿を物色しています。


メオ発見!


夜はホイアンのこんなところに日本人、ひるかわさんに会いました。
となりは偶然ホイアンを訪れていたという方。

わいわいとバインセオをたべました。


夜のホイアンは灯りが綺麗です。
また昼間とは異なる独特な魅力があります。


川向うはかなり賑やかです。


提灯がたくさんならんでいます。


日本橋です。
ところでこれ、なんで日本橋っていうんですかね?

4日目



母のアオザイが完成していました。
おぉ、思っていたより数倍良くできあがっていました。このお店なかなかすごい。


今回はひるかわさんレコメンドのホイアンホテルというところに泊まりましたが、このホテルは超おすすめです。立地も良い、スタッフも良い、部屋も雰囲気もすばらしい。そのうえお値段は安い。


本日は最近出来たばっかりのアラカルテに宿泊です。
部屋からは青い海、どこまでも続く海岸線が見えます。


大きな観音様のいるお寺に行きました。


ここは本当に心が安らぐ場所です。


でかい!


ハン川沿いでヌックミア。
目の前をひっきりなしにバイクが通り過ぎます。

5日目



あっという間に5日間は過ぎ、空港へお見送りです。


また日本に帰るまでしばしのお別れ、元気ですごしてくださいね。
嫁さんともどうぞ仲良く!

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2014/09/20

カブ買ったった

やっぱりCUBが好き


郊外のソンチャに引っ越したのでどこに行くにもとりあえずバイクが必要です。
そこでとうとう念願のマイバイクを購入しました!

世界で最も有名なSUPER CUB C-50です。

これまではdreamという(いわゆるベトナム版カブ)友人のバイクを借りて乗っていたのですが、そのバイクは排気量が100ccなので本来は免許が必要なのです。

私は今のところ免許を持っていないので、例えば事故を起こすとか巻き込まれるとかそういう類の問題が生じた時に何かと面倒な事になりそうです。こっちのみんなは問題ないよと言いますが、なるべくそういう状況は回避したいものです。

そこで免許の要らない50ccのバイクを手に入れたというわけです。
なぜか50cc以下は免許が要らないという摩訶不思議な法律。

選択肢としてHONDA67という(いわゆるベンリィCD50)バイクもかっこ良くていいなと思っていましたが、ベトナムキャリアがなくてクラッチも手動となり、利便性には欠けるのでやっぱりカブにしました。何より生活の足なので、やっぱりベトナムキャリアは欲しい。

ちなみに、実は高校時代は自動車部でカブのエンジンをチューンナップしてエコランという燃費競争に出場したり、大学時代は自宅から大学までデラックスのカブ50で通学していた事もあり、私にとってカブはかなり馴染みのある愛着のもてるバイクなのです。

バイクを探す

その辺の路上で探す事もできますが、あまり効率的ではないのでmuabanとかいうwebサイトを見たりして探します。今回は友人が探してくれました。

めぼしいものを見つけて早速電話すると「午後に来い」という事なので、とりあえず行ってみる事にしました。


バイクに乗って30分ほどの郊外へ。
出てきたバイクはスーパーカブ70デラックスでした。


私「50ccじゃないとダメなんだって!」

バイク屋「罰金が困るの?ダナンのけいさつは優しいから大丈夫だよ!」

私「そういうことじゃないんだ。。。」

バイク屋「じゃあちょうどいいのあるからこっちこい!」


みたいなやりとりをして、奥へ入ってみると出てきたのがこの案件。


おぉ、行灯カブ。
車体カードを見るとどうやら1969年製です。


バイク屋「今ちょっとメンテナンスするから30分くらいまっとけ」


しょうがないので近くでヌクミアを飲みます。


なんと2杯で5000ドン!25円!!


ヌクミアを飲みながらのんびりと待ちます。


30分後バイク屋に戻ると準備ができていました。



バイク屋「準備OKだ、ちょっと乗ってこい」


言われるがままに調整完了したと思われるカブに乗り、道路へ出ましたが。。

1.ギアがニュートラルに入らない
2.ウインカーが不動
3.ライトも不動
4.ギアがおかしくて2速までしか入らない
5.フロントブレーキが無い

この状態で乗るのは難しすぎます。


私「このままだと乗るのがむずかしいよ。。。変なところ直してくれる?」

バイク屋「OK、デポジットは20万ドンだよ」


私は素直に20万ドンを渡して一旦帰る事にしました。


翌日

もっと状態のよいカブがあるから今日は別の所に来いという連絡があり、昨日行ったところよりも更に遠い郊外へ。。


5時に来いというから5時半に行ったらまだなにやらガチャガチャやっている最中でした。


バイク屋「これはナイスなバイクだ、問題ない」


確かに昨日のシロモノよりはかなり状態が良さそうです。


作業完了後にテストしたところ、、

1.左のウインカーが出ない
2.テールランプがとれた


私「・・・、これ、なおしてくれるよね?」

バイク屋「もちろんだ、ちょっとまっとけ」


みたいなやりとりの後に、更に30分経過。


バイク屋「準備OKだ、行ってこい」


道に出たところ、確かに今度のシロモノはかなり良い感じです。ギアもきちんと入るしエンジンのパワーも問題なし。クラクションも鳴る!これ大事。ベトナム流の運転にはクラクションが必要不可欠。とにかく鳴らさないとここにいるという事に気がついてもらえないので。。

これなら普通に乗れそうです。


私「これでOK、いくら?」

バイク屋「340万ドンだよ」


昨日のシロモノより20万ドン値上がりしていましたが、まぁ1万7千円ならいいかと思い、そのまま購入して乗って帰りました。



やっぱりオリジナルのカブはいい!

カブのウインカースイッチが右側にあるのは、片手で運転できるようにそういう仕様にしたという逸話があります。
ベトナムカブのスイッチは左側、そんなのは生粋のカブではない。あー、ウインカー使わないからそれでいいのか。。


40年も前に日本で生まれたこいつがある日ベトナムに渡って、いろんな人が乗り継いで自分にまわってきた事に想像を巡らせると、本当に胸が熱くなります。


まぁ、とにかくこれでまた一歩前進です。


自宅に戻って駐輪場にバイクを入れて気がついたのは、このカブがダントツに古くてボロい。。
周囲の住民たちは新しくてきれいなバイクに乗っています。なんかちょっとういてるな。。。


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2014/09/19

引っ越しました!

ダナンで引っ越しのあれこれ


前回日本へ帰国した際、謎の体調不良に耐えかねて逃げ帰るようにしてダナンを発ったので、荷物一式がオーナー宅へ置いたままになっていました。

前の家は契約が8月末までだったので、今回は渡航と同時に新しい家を探さなければなりません。そこでベトナム人のパートナーにダナンで住む家を探してほしいとお願いしたところ、素敵なところを見つけてきてくれました。さすがに仕事ができる優秀なパートナーです。

おかげさまで私がダナンに入った14日には契約も完了しており、荷物をそのまま新居へ運び込む事ができました。

翌日には前の家に寄って、タクシーで荷物一式を運搬しました。
とりあえずこれで一安心。

新居について

立地はソンチャ半島というダナン北東部で、左右を海に挟まれたようなロケーションです。風が吹くとほんのり磯臭いです。

これまではいわゆる一軒家タイプの住まいでしたが、新居は集合住宅です。いわゆるUR賃貸的な雰囲気です。


エントランスは工事中です。むしろあちこちがほとんど工事中です。
出来上がっているとは到底言えない状況ですが、ちゃんと人が住んでいます。

この辺の感覚はベトナムならではのものでしょうね。


なんとエレベータもありますよ。うちは9階なのでこれはありがたい。
けど新築とは思えないボロさです。工事で酷使されて既にズタズタです。

念のため確認しておいたのは停電時のバックアップです。
非常電源があってエレベータは常時稼働するとのことでした。
割と頻繁に停電があるので。。念のため。

こちらの建物、4階がありません。3Aと3Bという階があります。
ベトナムでは4という数字は縁起がわるいという理由で4階が無いらしいです。


廊下です。荷物が置いてあったり雑然としています。


リビングです。何もありません。。
ベッドもタンスも何もありません。真っ白い部屋があるだけ。

なんせきた時は部屋番号すら無くて、どうやってみつければいいのかかなり悩みました。
ようやく昨日になって水道メーターが取り付けられました。
電気メータはまだないので今のところ電気が無料です。

キッチンにもガスがありません。これから設置するそうです。
まぁ、エアコンと冷蔵庫と洗濯機があるので、別に困ってはいません。

10月になればようやくベッドとタンスが来るそうです。
いつになったら全部揃うんでしょうね。。


1階にはテナントもあって、うちの棟には小さな売店兼カフェがあります。
他はまだスケルトンなので、条件によってはそこを事務所にするのもありかななんて考えていたり。


まぁざっくりこんな感じの新居です。
これで家賃が5,500,000ドン(27000円くらい)なので今のところは大満足です。


さてさて、とりあえず元気になったので色々と開拓しますよ!

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