電気があるという事へ感謝
ハァ~ 信号ねぇ、ある訳ねぇ、おらの村には電気がねぇ~。
改めて考えてみると、生まれてからこれまで灯りの無い日はなかったかもしれない。当たり前のように電気があって、蛍光灯があって、冷蔵庫もあってお湯が出る。
今回は数日間電気が無い生活をした振り返り。
ある日
部屋で仕事をしていたら突然PCの電源がプツンと落ちました。
インターネットも止まったので、
「あぁこれはいつもの停電だな」
と思い、仕方ないのでのんびりと待つ事にしました。
ところがかれこれ1時間ほどたっても復旧しないので、部屋も暑いのでひとまず外に出る事にしました。
どうやらエレベーターも止まっています。バックアップ電源あるって聞いてたんだけどなぁ。。
てくてくと9階から階段で1階へ。
しかし外はいつものとおり、
どうやら停電しているのはうちの建物だけみたいです。
ガードマンのおじさんに聞いてみました。
「電気は?」
「2時くらいだよ」
どうやら工事か何かで計画的に停電しているようです。
事前に何の知らせもなかったけど。。
2時までどうしようもないのでMa Langの家に行きました。
優しい彼はお昼ごはんをごちそうしてくれるそうです。
台所も無いのに手際よく料理を進めていきます。
ちなみにこの家、家賃は月に60万ドン(3000円)だそうです。扉をあけたら部屋、以上。
色々観察しているとあっという間にできあがりました。
小エビの煮物?と瓜系のスープです。
これがおいしかった。
お主意外とやりおるのう。ごちそうさまでした!
階段で9階へ。
結構大変です。
まぁこちらでは時間の概念がゆるいのでいずれ戻るだろうと思いつつ、また出かけました。
階段で1階へ。。
さて、夕方になって帰ってきてもまだ電気はつきません。
しかしエレベーターは動いています。
はて、これは一体どういう事だろう??
工事をしていたという事はおそらく何かの設置であろう。
う~ん、メーターが怪しい。。そんな気がする。
配電盤を開けてみました。
メーターボックスを発見!
ん?
おいおい、うちのメーター無いじゃん。。
これが電気がつかない原因です。
オーナーに連絡したところ、、
「ベリーソーリー、火曜日までノーエレクトリックだよ。ユーは近くのホテルに泊まっちゃいなよ。」
やれやれ、、
今から荷物詰めるのも面倒だし、仕事もしなきゃならないのでひとまずカフェ難民になる事にしました。
Morry's coffee
モリーズコーヒーはダナンに数店舗あるタリーズコーヒーによく似た名前のコーヒー屋さんです。
メニューはベトナム価格で空調もばっちりな長居をしても嫌な顔一つしない超良心的でフレンドリーなお店なので、おすすめです。
フライドライスをかき込みながら仕事をします。
この後閉店までねばって、家に帰りました。
もちろん家は真っ暗。外のほうが明るいくらいです。
何もする事がありません。
けど、よくよく考えてみれば仕事さえなければ特に何の問題も無い事に気が付きました。
冷蔵庫には元々何も入ってませんし、お風呂はいつも水シャワーですし、外が明るいので物が見えないという事も無いですし、むしろ意外と居心地がいいかも。
とまぁそんな発想の転換で、3日間電気のない生活を実践しました。
結果的に早く寝て早く起きるようになりました。明るい時間に活動する必要に迫られたためです。
人間は本来的にそういうサイクルの中で生きてきたのであろうとか、これまでに未だかつて電気のない日を過ごした事が無いという日本国の強靭なインフラに対する驚きと、小さな灯りで過ごす安らぎとが入り混じった数日間でした。
ランキングに参加しています。クリックひとつよろしくおねがいします!!