レンガにまつわるお話
今朝の事。
いつも目覚めると玄関を全開にするのですが、ドアをあけたらちょうどオジサンがやってきて、
「れんが!れんが!」
え?
レンガなんか頼んでないよ。。
隣の家じゃないの?
「となりはまだねてるんだよ!!」
そんなのしらねーよ。。
まぁタバコでも吸おうよ。
朝から人騒がせなオジサンでした。
三匹のこぶた
レンガといえば三匹のこぶたという童話を思い出さずにはいられない80's。
長男は藁の家、次男は木のいえ、三男はレンガの家をこしらえた。
おおかみにこわされなかったのはレンガの家だけでしたという、合理的すぎる何のファンタジーもないお話でしたね。
さて、突然ですが問題です
さて、先ほどのヒントをふまえて問題です。
この赤茶けたレンガは一体何に使うものでしょうか?
はい、
正解は 家 です。
ベトナムのお家は全部レンガでできています。
工事現場 |
レンガ積み |
大工さんが全部人力で作っています。
んで、このレンガの家に石膏やらを塗って、体裁を整えるとそれなりに立派なお家になるわけです。
いやぁ、流石に最初見た時はびっくりしましたよ。。
壁は共有物
となりとぴっちり |
完全に壁がくっついています。
お互いにもたれあいながらどうにかこうにか立っている傾いた家もちらほら見かけます。。
どっちか壊したらどっちも壊れるみたいな。
窓の外 |
もうプライバシーも何もあったもんじゃないです。
むしろどちらのお宅も玄関全開で、見ているテレビからごはんのおかずまで丸見えです。
おとなり同士は壁がピッタリ、中身も丸見えで距離感はほぼゼロに近い。
おとなりさんやご近所、家までもが、
もちつもたれつ共存しているわけです。
プライバシー保護について考える
日本にいると、個人情報やプライバシー侵害という言葉を毎日のように聞きますが、はたして個人情報の管理にそこまで神経質になる必要は本当にあるのでしょうか。
個人情報を隠蔽する事で困る事もそんなに多く無いですが、頑なに守る必要も価値も無いような情報にがっちり鍵をかけて、なんだか滑稽に思います。
おとなりの今夜のおかずが何かなんて知らなくても全然困りませんけど、
隣近所に誰が住んでいるかさえもわからないのでは、そもそも気をつけようが無い。
あそこに住んでるあの人はちょっとあれだからどうこうとか、そういう情報がでてこないし共有されない。
だからある日突然、誰も想像しなかったようなとんでもない事件が起こったりする。
家の塀が高くなって、中が伺い知れなくなって、顔が見えなくなって、会話もなくなって、面識がなくなって、地域がなくなって、文化が消滅して、孤独になって。
個人のプライバシーを守るために、失った物の方が多いような気がします。
みんなで仲良く暮らしていける世の中の方が良くないですか??
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